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鳥取県立美術館と大御堂廃寺跡

2022年11月27日

 鳥取県倉吉市上灘コミュニティセンター主催の見学会が11月27日に開催されました。上灘地区には鳥取県立美術館が建設中で、高さ90メートルの大型クレーンが設置され上屋が姿を見せ始めています。地元住民にとっては期待の膨らむところです。
 集まった約140名の住民は通常立ち入ることのできない建設現場で関係者から県立美術館のコンセプトや工事の進捗状況などを伺いました。当日の作業はお休みで、工事エリアには立ち入らないなど安全対策は十分取られていました。高さ17メートルの高所作業車からは周辺もばっちり確認でき、変化する地元を実感していました。
 県立美術館敷地の南側に隣接して大御堂廃寺跡があり、倉吉博物館根鈴輝雄館長からお話を伺いました。七世紀中頃に創建された山陰最古級、最大の寺院です。金堂、塔、講堂等を配したこの寺院は仏教の聖地で学びの場としての特徴がありました。実は県立美術館はこの大御堂廃寺の特徴をコンセプトとして生かしており「県立美術館を学びの場としているのは大御堂廃寺から、展望テラスも大御堂廃寺の中心線の延長上に配置している」など、これまで知らなかった地域の歴史が県立美術館に関わっていることを勉強しました。

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