とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
0857-59-6336
お問合せ お気に入り

HOME活動紹介

被爆77年・映画上映会「おかあさんの被爆ピアノ」  鳥取コミュニティシネマ

2022年8月01日

 鳥取コミュニティシネマ(代表清水増夫さん)による映画上映会が7月29日、鳥取市民会館で開催されました。
 この日は年に一度の「原爆にまつわる映画」の上映会で、8回目となる今年は2020年五藤利弘監督の「おかあさんの被爆ピアノ」が上映されました。
 爆心地から3キロ以内で被爆したピアノは「被爆ピアノ」と呼ばれています。熱風や高温にさらされたピアノは、目で見て分かる損傷だけでなく、材質の極度の乾燥や変化で本来の音色を失ってしまいます。広島在住のピアノ調律師・矢川光則さんは、奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」を持ち主から預かり、出来る限り修理・調律し、自ら運転するトラックに載せて全国に被爆ピアノの音色を届ける活動を続けています。この作品は矢川さんをモデルに、広島にルーツを持つ女子大生が、被爆ピアノコンサートで知り合った被爆2世である矢川さんを通して、被爆ピアノや祖母のことを考えるようになり自らのルーツを探っていく物語です。会場には平日にも関わらず家族連れや友人同士のグループなどたくさんの方が来場し、エンドロールが終わるまで席を立つことなく物語の余韻を楽しんでいました。
 次回の鳥取コミュニティシネマ主催上映会は、県立博物館で9月25日(日)、2015年製作のベトナム映画「草原に黄色い花を見つける」を上映します。1980年代後半、ベトナム中南部の貧しい村に生きる兄弟と幼馴染みの少女との淡い初恋を描いた、ベトナムの人気作家グエン・ニャット・アインのベストセラー小説を原作に、新世代監督、ヴィクター・ヴーが詩情豊かに手がけた青春映画です。

一覧に戻る