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和紙のあたたかみを感じた折り紙体験   いなば和紙折り紙教室房安寿美枝代表

2022年7月10日

 鳥取市にあるあおや和紙工房は開館から20年がたちました。地元青谷の和紙工芸サークルによる記念作品展を6月25日から8月28日まで開催中で、関連イベントとして和紙を使った体験教室を開催しています。
 7月10日には「いなば和紙折り紙教室」代表の房安寿美枝さんと伊藤文代さんを講師に折り紙体験がありました。この日の課題は和紙を使ったバラの制作と折り紙やちぎった和紙で色紙を完成するものです。
 子どもたちは色紙に挑戦しますが和紙は洋紙に比べて繊維が長いため薄くても強靭で弾力性があり感触はまるで違います。折りもきれいに折るのは難しく、またちぎると繊維が残り、子どもたちは慣れない様子でしたが集中力を高めて真剣に思い思いの作品を制作していました。
 大人はバラの制作です。赤と白のグラデーションのある和紙を4枚と緑色を2枚で花びらと葉っぱを作ります。使用する和紙は「もみ和紙」といい紙を漉いてから染める段階でもむことにより質感がでるそうです。折ってもきれいな折り目はできず、洋紙では簡単な折り重ねる作業も思うようにいきません。講師のお二人に手伝ってもらいながら完成させましたが、和紙の温かみを感じる素敵な作品ができました。
 創作和紙工芸展~青谷のきらめき~には6つの団体が展示しています。どの作品も空間を活かした立体的な作品で、企画展示室に広がる情景には圧倒されます。いなば和紙折り紙教室は、初夏から秋にかけての日本の里山風景を表現しており、特に初夏のもみじでは染め方をかえることによって、うまく木漏れ日が表現されています。是非、あおや和紙工房を訪れ鑑賞されてはいかがでしょうか。
 *写真の説明:制作の様子、房安寿美枝さん・手には生徒の作品のバラ、工芸展展示など

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