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活動紹介

2017年2月04日

 「私たちの大山さん講座」3回目は2月4日、日本海新聞西部本社であり、元境港市教育長の根平雄一郎さん(境港歴史研究会代表)が「ナナカマドの実は赤かった~私の大山史考~」と題して、大山さんのおかげの数々を紹介、120人が聴講しました。
 根平さんは①松江城天守が国宝になったいきさつ②国引き神話と大山③中学歴史教科書の「牛の代かき」絵図④牛馬信仰とお地蔵様⑤大山開山の金蓮上人の末えい-の5つの視点から大山さんのおかげをひもときました。
 このうち、松江城天守の国宝指定は、大山寺の祈祷札が決め手になったことは有名な話。その決め手探しに500万円の懸賞金がかかっていたことを紹介するとともに、祈祷したのは豪円大僧正が座主のときの出来事だったといいます。祈祷札で松江城築城は1616年と認定されましたが、その前年に大山寺は徳川家康から3000石の寺領安堵を得ていたこともあって、「大山さんにあやかった祈祷だったかも」と解説していました。
 牛の代かき絵図は、衆人を助ける地蔵さんが百姓の求めに気安く応じて一人で牛引き、田楽、苗運びをやってしまう物語で、舞台は下野国(栃木県)岩舟の高勝寺。根平さんは現地を訪ねて、高勝寺が関東の地蔵信仰のメッカになっていることを知り、「伝承はバカにはできない」と再認識したといいます。この話は大山寺縁起絵巻に「ナナカマド伝説」として載っており、その石碑が大山寺鐘つき堂のそばに設けられています。
 金蓮上人は地蔵菩薩を祀って大山を開いた人で、墓は寂静山頂にあります(写真)。根平さんの調べだと、末えいは玉造温泉・老舗旅館の経営者だそうです。「鳥取県は2000年に西部地震、2016年に中部地震に見舞われたが、幸いにも人的被害を免れた。大山さんのおかげ。ただ、金蓮上人のお墓など大山寺の貴重な遺産が多く壊れ、私たちの身代わりになられている。みんなの力で何とかしなければ」と訴えていました。

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