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地震を考える   八頭郷土文化研究会

2022年6月30日

 八頭郷土文化研究会(代表徳永耕一さん)の今年度第2回の研修会が、6月30日鳥取市用瀬町民会館で開催されました。講師は智頭町在住の国本隆さんです。国本さんはライフワークとして地震の情報収集や研究をしており、研修会では鳥取県で発生した地震を中心に話しました。
 まず国本さんは昭和18年(1943)9月10日に発生した鳥取地震について、その予兆として「半年前に発光現象が目撃」されており、鳥取高等女学校(当時)の教師故今井善久氏が女子学生270人に被害状況のアンケート調査したところ、244人が「稲妻のように青い光が久松山の左側に見えた」などの貴重な事例を紹介しました。
 国本さんは地震が発生するたびに、その報道記録や特性などを自ら地図に記載したり、データ整理を行い集積しています。地震関連の書籍も収集しており興味が尽きることはありません。会員のみなさんからは八頭エリアの視点での質問が相次ぎ、事例を交えながら応えていました。
 八頭郷土文化研究会は昭和31年に発足し60年を超える歴史ある団体です。八頭郡誌や新編八頭郡誌ほか数々の研究収録等の発行など、的確に後世に残された事業を行ってきました。その後、先人たちの足跡を大切にし郷土の発展を願いたいと考え「八頭郷土文化研究会のあゆみ」を刊行、現在は研修会を毎年続けています。今年度は、山王谷について、体操日本一といわれた那岐小学校について、野外活動と計画されています。
 今回の研修会でも多くの方が質問され、八頭への郷土愛が強く知識欲旺盛な会員により、この研究会が発展していくことでしょう。
 *写真:徳永耕一会長(黒い服)、講師の国本隆さん(白い服)、国本さんが作られた記録、会場の様子

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