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人生100年 知識と人のつながりは財産です   大山カレッジ、北村隆雄さん

2022年5月26日

 「大山カレッジ」は大人が中学生程度の国語や外国語などの教科を、一年を通して毎週学習する場所です。授業は、国語、外国語、社会、音楽、芸術、世界遺産など、修学旅行や宿泊研修もありますし、夏休みや冬休みもあります。まるで学校のようですね。
 5月26日は1時間目「学活」、2・3時間目が芸術の授業です。その前に「朝の会」があり日直の三原玲子さんが出欠をとりました。次の「5分間スピーチ」は井上道彦さんで、先日「ひみつのけんみんショー」の取材を受けたことを話しました。放送は6月30日だそうです。
 「学活」は小鴨シニアクラブ協議会北村隆雄会長の講演です。公民館活動に男性の参加が少ないため「男のクラブ」を結成、月に1度公民館で開催する「おがもカフェ」でコーヒーを振舞うようにしたところ、参加者が増えたこと。毎回、コーラスや踊りなどの舞台発表や地域の歴史を学ぶ講演会などを企画し10年間続いていることを説明しました。
 また、コロナが流行し外出もままならない状況で、運動不足の解消、孤立化防止のため「ハガキ出し運動」をはじめたところ反響が大きく、今では鳥取看護大学と共同で効果を検証中なこと、地域の踊り「小鴨音頭」にフレイル予防効果のある振り付けを鳥取短期大学の協力で制作中なことなどを話しました。
 2・3時間目の「芸術」は書道です。奥田花遊先生が20以上のお手本をホワイトボードに貼り出し、生徒が選びます。「今回は行書に挑戦します」と緊張の面持ちで選んでいる方もありました。「筆を立てるのが基本」「線に流れを」など基本的なことを説明し「とにかく意識すること」の大切さを話しました。10月22、23日に大山町中山農業者トレーニングセンターで開催される「大山町総合文化祭」の展示会に出品する作品づくりのスタートです。
大山カレッジ級長の戸野恵子さんは「みなさんの意識が同年配の方と比べて違います」と話します。毎週新たな知識を習得することを1年間続けることはスタッフのみなさん、生徒のみなさんともたいへんな面もありますが、効果は絶大のようです。

北村隆雄さん

奥田花遊先生

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