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ボッチャを楽しむ NPO法人西部ろうあ仲間サロン会

2021年12月13日

 NPO法人西部ろうあ仲間サロン会(理事長 森田忠正さん)が運営する同会2号館で、12月13日にサロン事業として高齢聴覚障がい者の皆さんがボッチャを楽しみました。
 同会は高齢聴覚障がい者が気軽に集まりゆっくり過ごせ、情報をたくさん共有し、地域の人に手話の輪を広げたい、聞こえないということを知ってほしいという願いから、平成28年に米子市両三柳の民家を借りてスタートし、さらに活動を広げたいと昨年同市旗ヶ崎に2号館を整備しました。
 講師は養和グループが運営するメディカルフィットネスセンターCHAXスタッフの小笹智史さんです。YMCA米子医療福祉専門学校介護福祉士科の学生さん4名も授業実習として参加しました。
 参加者を6つのグループに分け2コートで競技スタートです。(高度な作戦は別として)基本的には白い目標球ジャックボールに近づけなければならないのですが、なかなか上手くいきません。なかには2メートル近くオーバーする人もいました。それでもぴったりジャックボールに付ける人もおり、その時はみんなで手話で拍手します。スタッフのみなさんは「楽しそう、目が輝いている」と笑顔で話していました。
 スタッフの和田雅子さんは「ここの利用者を広げていきたい」と話します。今では若い聴覚障がい者も参加するようになったそうです。理事長の森田さんは「高齢の難聴者のことが心配」と話しています。加齢により難聴となった人たちは地域の催しへの参加もままならず、また、周りの人たちとの会話が難しいために孤立化する傾向にあります。「ろうあ者だけの施設にはしない」という思いです。
 同会の事業として教養講座も人気が高いそうです。情報を知るだけではなく使いこなすことを目標としています。例えば災害時の「避難指示」を手話で表すと誰かが来てくれるのか、自ら非難するのか理解が難しいそうです。非常時に使える知識の習得、それが目標です。
支援を受けるだけではなく、身体的に元気な人は支援する側になることもできます。
 和田さんは「6年前に事業を始めた時よりも、みなさん元気になりました」と話します。みなさんは「100まで元気に生きようぜ」と話しているそうです。

理事長の森田忠正さん

ボッチャを楽しみました

ボッチャを楽しみました

西部ろうあ仲間サロン会2号館

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