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クロマチックハーモニカの音色に驚き   坂上達也さん

2021年12月03日

 米子市啓成公民館啓成がくゆう会音楽講座「『小さな楽器 大きな感動』~クロマチックハーモニカの世界」が12月3日開催され、奏者の坂上達也、和佳子さん父娘が迫力があり、かつ懐かしい音色を披露しました。
 クロマチックハーモニカは皆さんが学校で吹いた経験のある「複音ハーモニカ」と違い、本体横に付いているバーを押すことにより半音が出るのが大きな特徴で、深みのあるまろやかな音色を奏でることができます。達也さんはプロへの登竜門といわれる「FIHハーモニカコンテスト」(世界ハーモニカ連盟日本支部主催)のソロ部門で3位に、和佳子さんは同コンテストクラシック部門で優勝と、その実力は折り紙付き、現在は、演奏活動や教室を開いています。
 演奏会では全13曲を披露。里の秋、マイウエイ、きよしこの夜、栄冠は君に輝く、いのちの歌(朝ドラ「だんだん」劇中歌)、千の風になって、見上げてごらん夜の星を等、みなさんが「口ずさめるように」お馴染みの曲を選びました。また、クロマチックハーモニカは大きな呼吸を必要とし「認知症予防にも良い」と話しました。
 里の秋をはじめどの曲も音量が大きくその迫力や力強さと細やかな音色の変化にみなさんびっくり、ハーモニカの常識が変わりました。きよしこの夜やいのちの歌なども皆さんはマスク越しに歌い、ハミングし一曲終わるたびに拍手がおこります。ハンカチで汗を拭く坂本さんに、娘和佳子さんは、父は一曲終わると「汗を拭いていますが、生活のなかで意識的に吸う吐くことはなく」体力的にもかなりたいへんだそうです。
 坂上さんが言うには、複音ハーモニカをイメージして吹くと「音がでない」そうで「腹筋と肺活量を鍛える」必要があるそうです。実際演奏を見ていると全身で吹いていることが分かります。動きに迫力があります。1ステージで「2キロ減った」こともあるそうです。
 二人で演奏活動を始めたのは和佳子さんが5歳の頃、息もぴったりあってます。これまで「教会、お寺、公民館、ディナーショーなどあらゆるところで数限りなく」演奏活動をしてきました。
 参加者からは、「父娘のデュオがうらやましい」「若いときを思い出した」「モノクロのフランス映画を見ているみたいだった」「感動した」など、皆さんが満足した演奏会でした。

坂上達也さん

坂上和佳子さん

坂上達也、和佳子父娘の演奏

音楽講座の様子

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