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芋煮会 東北各地の芋煮を堪能 とっとり震災支援連絡協議会

2021年10月23日

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年がたちました。「とっとり震災支援連絡協議会(会長 川西清美さん)」は鳥取県に避難している方々への支援を続けています。
 芋煮会は東北の人たちにとって生活に溶け込んだ忘れられないイベント、協議会では震災の翌年から芋煮会を続けています。10月23日(土)に鳥取砂丘こどもの国の近くにある柳茶屋キャンプ場で「芋煮会2021」の交流会が開催されました。
 川西代表は「芋煮会は東北の秋の風物詩であり、発災当初から続けて開催しています。当時、広域的に避難することとなり鳥取の地を選んでいただいた避難者の方々と、この時期にこの場所でスタートしました。原点となったこの場所での開催はとても感慨深く、ふるさとの味や雰囲気を味わう時間として、また、ひと時の癒しの時間として過ごしてください。」とあいさつしました。
 芋煮は宮城・福島の豚の味噌味、山形の牛すき焼き風、岩手は鶏のしょうゆ味とご当地によりさまざまです。事務局長の佐藤淳子さんの「東北地方の芋煮は里イモを中心に秋の食材と一緒に鍋にします。ぜひ、食べ比べながら故郷を感じてください」の声で、参加者の皆さんは煮込まれた鍋を囲み、全員が「お代わりが止まらない」と笑顔が溢れる楽しい交流会が始まりました。
 震災翌年から協力いただいている畠山さんや河原さんをはじめ、初参加の鳥取環境大学の学生ボランティアの皆さん、そして鳥取県生活協同組合の職員の方々や福島県福島連携復興センター渡邉さんなどの多くのサポートを受けて、避難者の方々との繋がりを深める交流会となりました。
会の終わりに川西代表から「生協さんからの発足当時からの食材の提供と応援、さらに鳥取環境大学のボランティアの皆さんとの繋がりに大変感謝しています。繋がりを大切に今も鳥取で暮らしている避難者の方々の存在を知っていただき、少しでも地域コミュニティへ溶け込んでいけるようにと願っています。また、大震災の記憶を風化させることなく、『忘れないこと』『続けていくこと』を私たちの大きなテーマとして掲げ、これからも支援登録者、関係団体との連携を密にしていくことで取りこぼさない支援を続けていきたい。」と今後の活動に向けての意気込みを語っておられました。

事務局右から佐藤淳子さん、川西清美代表、大槻枝里佳さん

笑顔で一いっぱい、芋煮を楽しむ

参加者からの差し入れ おにぎりと柿・梨もおいしかった

参加者のみなさん 来年もお会いしましょう

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