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とっとり県美応援団研修会で講演   福島多暉夫さん

2021年10月30日

 2025年春開館予定の鳥取県立美術館をサポートするため、具体的な仕組みづくりや実践活動に取り組む「とっとり県美応援団」秋のパワーアップ研修会が10月30日に新日本海新聞社中部本社ホールで開催されました。講演会講師は福島多暉夫米子市美術館後援会長、「美術文化を楽しむ組織に」をテーマに今後のとっとり県美応援団の活動への示唆に富むお話がありました。
 応援団佐伯健二団長から「県立美術館は地元鳥取県民が支えていかなければならない。現在は中部を中心に120人の会員だが全県に広げていく。米子市美術館は市民の熱意でできたもので市民によって支えてきた。講師のお話を聞き今後の活動の力としたい」と開会のあいさつがありました。
 まず福島さんは、友の会、後援会など形式はいろいろあるが、組織の性格を明確にしビジョンを立てることの必要性を説きました。米子市美術館後援会は「収蔵品購入基金の積立と寄贈、展覧会等のチケット販売協力、会員の研修旅行の実施」等、側面支援を中心に活動していること、市立美術館の下請けではなく、リンケージ(つながり、連係)を持って協同で進めていることを説明しました。
 また、持続的な運営を可能にするためには県内で美術に興味のある人のみを対象にしていては不十分であり、全国から鑑賞に訪れるものにしなければならない。その際には既存の博物館等との住み分けが必要なことなど、経験に基づき多くの視点で話しました。
 会場からは、福島さんのお話に今後の応援団の活動方針を思いめぐらす発言もありました。
 福島さんが配布した資料の最後には「文化施設美術館は人々を楽しく心豊かに人生を送れるための施設です。従って、それにかかわる組織そのものも普段の活動においても、楽しみながらアクションするサポーターであり、気軽にボランティアできる団体であって欲しい」と記されていました。

講師の福島多暉夫さん

会場の様子

会場の様子

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