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日野軍★秋の陣 武庫駅開業60周年と武庫の歴史を学ぶ   奥日野ガイド俱楽部、佐々木満さん

2021年10月17日

日野郡広域交流促進協議会は、毎年秋、日野の魅力満載のイベントを「日野軍★秋の陣」と銘打って開催しており、10月17日、江府町武庫駅において出陣式がありました。武庫駅は昭和36年8月23日に神奈川財産区が工事費を全額負担して開設され、今年で60周年を迎えることから秋の陣出陣式と開業60周年を祝う集いを武庫駅で行うこととなりました。
 まず、祝う集いの開会にあたり「日野軍★みらい創生デザイン会議」田貝英雄代表があいさつされ、白石祐治江府町長、地元代表の佐々木満さん等が来賓としてお祝いを述べました。
続いて出陣式では、田貝代表、白石町長、佐々木代表等がエイ エイ オーと気勢を上げ秋の陣がスタートしました。
 続いて「神奈川歴史探訪ライド&ウォーク」(奥日野ガイド俱楽部主催)のスタートです。武庫駅を出発しまちなかの歴史的建造物や自然を奥大山郷土研究会橋谷俊二さんの解説で巡ります。明治の力士荒熊仙左衛門の墓や下荒神神社、県指定天然記念物七色樫の説明、神奈川神社を訪問・参拝と武庫周辺の歴史を探訪しました。
 途中、高谷山萬福寺では武庫駅の生き字引のような石原忠哉さんと佐々木彬夫(奥日野ガイド俱楽部)が対談形式で武庫駅60年の歴史を振り返ります。
 石原さんは平成3年に行われた開設30周年記念行事の実行委員会会長でした。地元要望で開設された駅の管理は地元の責務で、待合室やトイレ掃除は婦人会や老人会等がやってきたが、人口も減り大変だった思い出を語られました。カメラが趣味の石原さんは武庫駅建設時の写真をたくさん保存されており、建設重機もなく人力で整備が進められたこと、伯備線と平行に走る県道は整備前だったことが確認できます。
 前出の佐々木満さん(前伯耆文化研究会副会長)は、米子で教員をしており武庫駅開設前は近隣の駅から蒸気機関車で米子に通い4、5両の車両は満員だったこと、蒸気機関車がディーゼル車に代わることで編成車両が減り武庫駅の開設が可能になったこと、開設時は川筋の人たちがたくさん集まりにぎやかだったことなどを話されました。ちなみに、佐々木さんが乗った蒸気機関車は「D51376」と石原さんの撮った写真で確認できました。
 参加した約10名の皆さんは、武庫の自然や歴史、武庫駅の誕生から知る人たちの話が聞けてとても満足そうでした。

対談中の石原忠哉さん(左)と佐々木彬夫さん

武庫駅開設当時を振り返る佐々木満さん

出陣式・祝う集いの様子

武庫駅 日野軍★秋の陣ののぼり旗

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