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2021年10月08日
傾聴ボランティアあいりすの10周年記念事業が、10月8日倉吉交流プラザで開催されました。
まず、この取り組みを始めた前会長の竹森民江さんのことばです。
「聞くことは難しく、奥深いものです。傾聴とは良い人間関係を作る基本です。傾聴ボランティアは特別な資格は必要ありません。ただ心で聴いて受け止めることが求められています。」
現会長の磯谷弘子さんをはじめ会員の皆さんは、このことばを胸に活動を続けています。
あいりすの普段の活動は、障がい者施設や高齢者施設の入所者の声を聴くことです。最近はコミュニティセンターでの活動も始めました。コロナのために活動しづらいこともありますが、仲間とお話を楽しんだり、傾聴のスキルアップを図ることなどを続けいています。
10年間の活動の節目として記念事業を開催されましたが、これまでの活動を振り返るのではなく、今の問題を掘り下げ、そのためのスキルアップを図ることが目的のように感じました。
記念講演は鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻の竹田伸也教授、コロナのなかで人々はどのような思考に陥っているのか、生きづらさを解消するためにはどうすれば良いのか、専門家の立場で、かつ大変分かりやすく講演されました。
シンポジウムでは、倉吉市自治公民館連合会会長の笠見猛さんが、地元で行っている「ぬのこ谷ホットライン会議」の活動を紹介、「支え合い(愛)マップ」づくりが急がれること、集落・地域として関わる体制づくりの必要性、福祉サービスが行きわたっていないことなどの報告及び提言がありました。
あいりすでは、傾聴ボランティア養成講座を開設しています。今後の予定は以下のとおりです、是非参加してみられてはどうでしょうか。会場は倉吉福祉センターです。
11月6日(土) 精神科医師が語る傾聴のポイント 講師 田中潔さん
12月4日(土) コミュニケーションと音楽 講師 石川達之さん
来年1月21日(金) 傾聴の実際と体験 講師 あいりす会員