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星座の物語と天体観測を楽しむ     多賀利寛さん

2021年8月21日

 鳥取市西品治児童館主催の星空のワークショップが、8月21日午後7時から同児童館で開催されました。講師は山陰モバイルプラネタリウム代表の多賀利寛さんです。多賀さんは日本海新聞に年10回天文学に関する記事を連載されています。
 連日続いている雨はあがりましたが厚い雲に覆われた状態で、屋外での観測は難しく、児童館遊戯室で2本のビデオ鑑賞から始まりました。
 最初は「夏の大三角」のお話です。春先から11月まで見える大三角は、はくちょう座α星デネブ、わし座α星アルタイル、こと座α星ベガを頂点とする三角形で、夏の星座を探す目印になります。こと座のベガは別名おりひめ星といい、夫のオルフェルスとの悲しい物語などが紹介され星座に関するお話が続きました。
 次は「忍たま乱太郎の宇宙大冒険」です。土星の観光大使カッシイニ(実は天文学者の名前)の案内で乱太郎、きり丸、しんべヱの三人は土星の衛星タイタン、ミマス、エンケラドゥスなどを巡り、その魅力を説明します。
 ビデオ鑑賞の後は、遊戯室の天井に星座を映し、多賀さんによる星座に関する神話や物語のお話がありました。寝転んで鑑賞する子どもたちは星座が映し出されると大歓声をあげ、おひつじ座、やぎ座、カシオペヤ座、かに座、はくちょう座、ふたご座、うみへび座、てんびん座、うお座等の物語を熱心に聞き入っていました。星座の名称のついた製品のお話等、話題はどんどん広がっていきました。
 午後8時半を過ぎたころ雲の切れ間から月が顔をのぞかせ、急遽多賀さんが天体望遠鏡を準備し月、木星、金星の観察を行いました。望遠鏡をのぞく子どもたちからは「見えた、見えた」と歓喜の声が続きました。満天の星空での観察だったら、子どもたちはどんなに喜んだことでしょう。

多賀利寛さん

ビデオ鑑賞中の子どもたち

見えるかなあ

多賀さんお手製の8月21日の星空

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