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MALTAひとりライブ開催       MALTAさん

2021年7月18日

 活動の拠点を鳥取県に移しライブ活動、創作活動を展開しているサックス奏者MALTAさんのライブ公演が、7月18日、生まれ故郷の倉吉市小鴨スタジオマルタで開催されました。
 MALTAさんは1949年生まれ、倉吉市出身。東京藝術大学卒業後バークリー音楽大学に留学し、同校で教鞭をとり、1977年にボストンからニューヨークに進出、デューク・エリントン楽団、チャールズ・ミンガス、ジャック・マクダフ等と共演後、1979年ライオネル・ハンプトン楽団に迎えられ、同バンドのリードアルト兼コンサートマスターに就任しました。その後国内でも精力的に活躍され、県内では倉吉市観光大使や大山ブランド会親善大使と地元貢献も熱心に行っています。
 今回のライブを企画されたのは実兄で音楽バンド・ブルーレイズ代表の丸田克孝さん。スタジオマルタはMALTAさんが手作りしたものです。消音効果を増すために5千枚もの卵割れ防止のための凸凹の厚紙(昔よく見かけましたが名称不明)が壁前面に張られています。
 Love comes to you、I love Daisen、Sweat Magic、Moliendo Café(コーヒー・ルンバ)等10数曲を軽妙なトークをはさみながら演奏しました。
 地元開催ということで地元色いっぱいのトークでしたが、コーヒー・ルンバを8歳で初めて聞き、感じるものがあったとか、プロの音楽家になるために芸大進学を志した際には、やめとけ、と散々反対された話を披露しました。母校倉吉東高が甲子園出場を果たしたときにアルプススタンドで応援団が演奏したMALTAさん作曲のHigh Pressureは今でも血が騒ぐと言います。
 「一度は外国に行って、自分が何であるか、どれくらいのレベルなのか試してみたかった。うまいやつはいっぱいいる、ヘタなのが分かっただけでも勉強になった」と言われました。同級生や知り合いを前に、中学時代に吹奏楽部で恩師に啓発され、世界を目指した少年の無謀ともいえる挑戦の連続を話されるMALTAさんは、いつものライブでは見られない表情でした。

MALTAさん

MALTAさん

会場の様子

実兄丸田克孝さん手作りの造作、これが5千枚

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