とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
0857-59-6336
お問合せ お気に入り

HOME活動紹介

ぴあのはうたう    六三四さん

2021年5月23日

 鳥取市のわらべ館イベントホールで六三四さんが「ぴあのはうたう」と題して5月23日にコンサートを開催しました。六三四さんはわらべ館で唱歌教室の講師も務めています。この日も25名の方が懐かしい思い出の曲を口ずさんで楽しみました。
 コンサートは映画音楽から始まりました。六三四さんは参加者に「目を閉じて、映画のワンシーンを思い浮かべながら曲を聞いてみてください」と映画紹介をしつつその映画にまつわる曲をピアノで披露します。参加者はすっかりその演奏に聞き入っていました。そのあとは「秋桜 (コスモス)」(山口百恵)や「見上げてごらん夜の星を」(坂本九)等懐かしく耳なじみのある曲が続きます。参加者も口ずさんで楽しみました。感情のこもった演奏に涙を浮かべる参加者もいました。
 六三四さんは3歳のころにオルガンの教室に通いはじめました。しかし小学校3年生の時に早く自立をしたいという思いからオルガン教室に行かず両親に隠れて月謝を貯めるようになりました。そして6年生のとき、貯まったお金でついにプチ家出を敢行しました。自分を探す母親の姿を見てその家出はすぐに終わりましたが、自立心は六三四さんのなかにずっとあり、中学を卒業すると家を出て県外の音楽専門学校へ進みます。そこでプロを目指す世界を知り、ほかの人と同じことをするより、違うことをして音楽を極めようと人とは違う演奏を独学で始めたそうです。その時の雰囲気によって弾き方を変えるため、同じ演奏は二度とありません。
 この日も参加者からは「名曲をたくさん聞かせてもらった。昔を思い出して懐かしい気分になった。曲によってピアノの音色が違って、本当にピアノが歌うように感情がこもった演奏だった」という感想が聞かれました。最後は六三四さんの伴奏で参加者みんながふるさとを歌いコンサートが終了しました。懐かしい音楽に浸ることのできるあっという間の一時間でした。

六三四さん

曲紹介も軽妙なトークで盛り上げ

会場の様子

参加者みんなでふるさとを唱歌

一覧に戻る