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鳥取ゆかりの人物再発見      内田克彦さん

2016年10月26日

 鳥取市民大学の社会講座が市文化センターであり、シニアバンク登録の地域研究家・内田克彦さんが「鳥取ゆかりの人物再発見」と題して講演。約30人が受講しました。
 内田さんは2018年が明治維新150年になるのにちなんで、そのころの鳥取県人の“足跡”を紹介。鳥取藩士たちは薩長土肥とともに維新を進めながらも、世相の混乱を反映して政府側、反政府側に分かれて活動したといいます。
 政府側の筆頭は初代滋賀県令や東京府知事になった松田道之。当時、薩摩藩と中国に両属していた琉球(沖縄)に軍隊を送って日本帰属にした人物。「沖縄の人にはいまだに評判が悪いが、滋賀県庁前に顕彰碑が建つなど功績は多い。火災保険や東京火災(現在・損保ジャパン日本興亜)づくりはこの人の仕事」と解説。反政府側では大久保利通暗殺(紀尾井坂事件)に加わった浅井寿篤らがいます。
 このころの県人は大学づくりでも活躍。明治14年(1881年)には岸本辰雄が明治法律学校(現在の明治大学)、同18年には奥田義人が英吉利(いぎりす)法律学校(現在の中央大学)、同33年には藤田文蔵が女子美術学校(現在の女子美術大学)をそれぞれ創立し、人づくりに励んだといいます。

 ※写真上:鳥取市民大学
  写真下:内田克彦さん

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