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商店街に流れる和の音色     上田美風さん

2021年5月09日

 5月9日、米子市ほんどおり商店街アーケードを入ったところにお店を構える三国屋楽器店で、第3回和らいぶが開催され上田美風さんの尺八、三味線などの独奏会がありました。
 美風さんは30年ほど前から米子市春日公民館で尺八教室をはじめられ、県(あがた)公民館での民謡教室のほか、雲南市こども教室、大山公民館でも民謡教室をされています。
 コロナ感染防止のため、店内は10名に限定されていましたが、店舗入口をオープンにし、アーケードを行き来する方々も演奏を楽しめるよう工夫されていました。買い物客の方や近くのお店の店員さんも聞き入って、商店街のアーケードに流れる和の音色をしばし楽しんでおられました。20名ほどだったでしょうか。店員の方が「商店街に尺八や三味線の音色が流れているのがすごくうれしい」と言われていたのが印象的でした。
 美風さんはユーモアにあふれた方で、とにかくおもしろい独奏会でした。津軽三味線、横笛、ケーナ(ペルー、ボリビア等が発祥の縦笛)、三味線、尺八を使い9曲を独奏されましたが、美風さんの演奏だけでなく楽器の特徴やわびさびの世界、教室での出来事など軽妙なおしゃべりにも皆さんが引き付けられ、あっという間の1時間でした。
 和らいぶを開催されているのは、県内唯一の和楽器専門店店主の田村悟朗さん。商店街の賑わいづくりと和文化の伝承にと5月の毎週日曜日11時から開催されています。微風さんのライブのほか三味線体験もあります。興味のある方は是非お立ち寄りください。

上田美風さんと三国屋楽器店店主田村悟朗さん

横笛の説明をする美風さん

尺八を演奏する美風さん 感染防止シートは美風さん手作り

会場のそとで演奏を楽しむ人たち

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