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和紙の肌触りと折り紙でなごんだひととき    淀江傘伝承の会

2021年4月29日

 4月29日、鳥取市あおや和紙工房で開催された山本絵美子さん(淀江傘伝承の会会長)による折り紙和傘づくりに参加しました。5月30日まで同工房で開催されている「因州和紙和傘展」の関連イベントです。
 今回の和傘展では伝承の会の皆さんが制作した和傘やランプスタンドなど40点以上が展示されました。なかでも直径2m40cm、親骨60本、重さ5kgの野点傘には美と圧倒される迫力があり、多くの方々を魅了していました。
 折り紙和傘づくりにはお母さんとお子さんや、おばあさんとお孫さんも参加され、山本さんの指導の下1時間半ほどで作品を制作しました。
 和やかな雰囲気のなかに、集中力と緊張感が感じられるひとときでした。
 この折り紙和傘は、正方形の2種類の大きさの和紙を7枚ずつ使用します。和紙をまず三角におり、その一方を一部が重なるように折るだけです。大きな和紙が傘の上部、小さな和紙が内側の中心部を覆うように、それぞれ丸みを持たせます。これは7紙の組み合わせだからできる細工で、次第に傘の形ができてきます。中棒を中心に通し先端を赤く着色した爪楊枝を露先にして完成です。
 簡単な折り紙の部類だと思いますが、ご指導いただけなかったら完成できたかどうか。皆さん真剣に、そして穏やかに楽しそうに制作されていました。
 和紙はノートや本の紙に使われている洋紙に比べて繊維が長いため薄くても強靭で感触はまるで違います。普段ふれる折り紙より厚みもあり、なかなかぴったり重なるように折れませんでした。
 折り紙のワークショップは5月29日(土)に米子高島屋でも開催されます。このほか10月には和傘伝承館で、来年2月には山陰歴史館で展示会が開催されます。
 日本人の心、和傘の美に触れることのできる機会です。是非お立ち寄りください。

手ほどき中の山本絵美子会長

お母さんと手分けして制作中

完成です

和傘展会場前看板

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