とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
0857-59-6336
お問合せ お気に入り

HOME活動紹介

若い人を応援しよう   港ベンチャーズ

2020年11月06日

 音楽が流れるにぎやかな地域づくりを目指して、境港市の夢みなと公園で11月1日、学宴祭がありました。米子市などの若い音楽グループでつくる実行委員会が昨年に続いて開いたもので、出演料などを社会福祉事業に贈るといいます。シニアバンクに登録する港ベンチャーズも「若い人を応援しなければ」と出演しました。
 学宴祭のテーマは「だれかのために音楽で募るチャリティー野外音楽祭」です。昨年は日吉津村の海浜公園で開きました。今年は2回目。コロナ感染予防のために、夏から秋に日程変更しての開催です。
 米子市の会社員で実行委員長の原大介(はらだいすけ、46歳)さんによると、きっかけは2011年の東日本大震災です。自分たちの音楽グループも何か支援ができないかと考え、仲間に呼びかけて出演料を募るチャリテー音楽祭をライブハウスで開いてきたといいます。昨年からは子どもたちにも楽しんでもらおうと、野外に進出。観客は500人ほど集まり、義援金は岡山県高梁市の児童養護施設に贈ったそうです。
 第2回の今年はコロナ禍のなかで協賛金集めに苦労したものの、およそ30人のスタッフが手弁当で準備を進め、開催にこぎつけました。集まった音楽グループやダンスチームは21団体。子どもたちが遊べる輪投げやボールすくいなどの屋台も4つ並びました。
 境港と言えば、港ベンチャーズ(遠藤辰雄代表)。毎年、近隣のベンチャーズファンを集めて、夢みなとタワーでフェスティバルを開く人気グループです。昨年に続いて元気に出演しました。「チャリティー音楽祭良いじゃないですか。若い人がやることは、どんどん応援しなくちゃあ」と遠藤代表は笑います。さかいみなとウィンドアンサンブルやゴスペルオーブのみなさんなども出演しました。
 港ベンチャーズは歌入りを含めて7曲演奏しました。夕暮れの大山や美保湾をバックに、「ランナウェイ」や「運命」などを気持ちよく届けました。原実行委員長は「今年はおよそ800人の人出です。カネがなくても、やればできました。自信になりました。イベントが終わると、抜け殻になって泣くんでしょうね。来年の学宴祭はどこでしようか、仲間と相談します」と話していました。

港ベンチャーズ

にぎわう夢みなと公園の野外ステージ

学宴祭実行委員長の原大介さん

一覧に戻る