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山陰海岸は素晴らしい    吉田茅穂子さん

2020年9月26日

 山陰海岸が世界ジオパークに認定されて10年。これを記念して鳥取ユネスコ協会は鳥取市文化センターで日本画家・吉田茅穂子さんのジオスポット絵画展を開き、改めて山陰海岸の素晴らしさをPRしています。9月30日まで。
 山陰海岸ジオパークは京都府(京丹後市)~兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)~鳥取県(岩美町・鳥取市)の山陰海岸国立公園を中心にした東西約120㎞に及ぶ広大なエリアです。日本列島が大陸の一部だったころや日本海ができていく地形や地質を伝えており、2010年に世界ジオパークに認定されました。
 吉田さんは鳥取県美術家協会や日本国際美術家協会の会員であると同時に、鳥取砂丘の再生運動やユネスコ運動などを進める社会活動家です。山陰海岸のジオパーク化を後押ししようと思い立ち、エリア内のジオスポット35カ所の風景を色紙に描き、2015年に「山陰海岸ジオパーク日本画集」を出版しました。
 今回の展覧会は、その原画展です。吉田さんによると、それぞれのスポットに3回は通い、千貫松島・浦富海岸(岩美町)、窓島・孔雀洞門・鷹の巣島・鎧の袖(香美町)などでは、岩肌を確認するため舟で近づき、陰影を避けて夏の真昼間にスケッチしたそうです。
 このほか、名所の鳥取砂丘・湖山池(鳥取市)、玄武洞・はさかり岩(豊岡市)、立岩・屏風岩(京丹後市)なども、絵とともにスケッチの時の思い出話や感想を添えて展示し、多くの鑑賞者から共感を集めていました。
 吉田さんは「画業50年。自然のなかに身を置いて、宿る命や神秘的なものに向き合ってきました。まだまだ精進です」と、抱負を語っていました。

吉田茅穂子さん

にぎわう山陰海岸ジオパーク絵画展

はさかり岩(豊岡市)

千貫松島(岩美町)

鷹の巣島(香美町)

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