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地域の宝・中井太一郎         ころころ草取り物語一座

2020年1月21日

 日本の美しい田園風景をつくった中井太一郎の大河ドラマ化を目指す倉吉市小鴨地区に紙人形劇団「ころころ草取り物語一座」ができ、1月21日、小鴨公民館でお披露目がありました。市内の小学校や幼・保育園などで上演し、郷土の偉人を広く紹介することにしています。
 中井太一郎(1830~1913年)は小鴨地区の出身で、明治時代に米の増産に生涯を捧げた人です。定規を使って等間隔の強い稲づくりを推奨し、除草器「太一車」を開発して、田の草取りの重労働から米づくり農家を解放しました。太一郎は全国行脚し、そんな米づくりを普及して回りました。太一郎60~70歳代のころの話です。鳥取県にゆかりある歴史大河ドラマを推進する会は、元気シニア・老農太一郎を候補のひとりにして、顕彰活動を進めています。
 その顕彰活動の母体が、地元の小鴨地区振興協議会です。太一車研究委員会(北村隆雄委員長)が核になって、リーフレット・漫画・講談・ミュージカル・特産品などをつくって啓発キャンペーン中です。今度は紙人形劇団「ころころ草取り物語一座」(中尾美千代代表)が誕生しました。紙人形と紙芝居と音楽と歌で物語が展開し(約15分)、太一郎の功績がよく分かる仕組みです。
 出演・進行しているのは中尾代表など6人。劇で使う紙人形や小道具などはメンバーの手づくりです。広谷啓一公民館長が主役級のカエルになり、ナレーターと音楽は北村仁美さん、脚本は北村委員長が担当しています。農民目線で、方言も交じり、親しみやすい内容に会場は大いに盛り上がりました。
 中尾代表は「中井太一郎のことをたくさんの人にわかりやすく伝えたい一心で、手づくりで人形劇を創作しました。これからは学校や保育園などを回って、子どもや若い世代に郷土の偉人、地元の宝を伝えていきたい」と意気込んでいました。

中尾美千代さん

ころころ草取り物語一座のみなさん

会場は大盛況

太一郎の功績を伝えるコーナー(小鴨公民館)

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