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倉吉まちゼミ・おひなさまを飾ろう         人形のたいら

2019年11月20日

 シニアバンクに団体登録している倉吉商工会議所の「まちゼミ」が12月2日まで開かれています。それぞれのお店が〝先生〟になって、お客様に専門知識やお得情報を伝えるセミナーです(原則無料)。ファンづくりや商店街の活性化が狙いです。今年は27店が参加し、「学ぶ」「つくる」「きれい」「食べる」「健康」の5テーマで34講座が予定されています。そのいくつかを紹介しましょう。
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 打吹山のふもとの野島病院の隣、倉吉市西町の人形のたいらで「ひな人形の選び方・楽しみ方」と「おひなさまの飾り方リメイク術」講座がありました。講師は平真さんと平和子さん。
近年は家族が減り、部屋が少なくなり、畳の部屋がなくなってきました。孫の誕生などで贈った7段飾りのおひなさまが、押し入れにしまわれたままという家庭が少なくありません。それでは「おひなさまがかわいそうだ」「おじいさん、おばあさんの元気に育てよという思いを無にしてしまう」というわけで、講座の運びになりました。
 和子さんによると、大切なのは毎年、おひなさまを飾ることです。最近はリビングや玄関、テレビ台の横など家具の上に飾る人も増えてきました。7段飾りすべてを飾るのは大変なので、スチール段の代わりに一枚板を用意して横長の3段飾りにする方法、殿と姫だけを飾る親王飾りなど、手持ちのおひなさまの組み換えで、インテリアとしても楽しめる方法を伝えました。参加者からは「これなら簡単に飾れます」「次の桃の節句には久しぶりに出して飾ってみます」などの声が上がっていました。
 人形のたいらでは、おひなさまの修理サービスも行ており、「おひなさまの顔に傷がついているが、直せるか」「小道具の一部が壊れていて飾れない」という相談にも乗っています。「一人でも多くの方にひな祭りを楽しんでいただくのが当店の務め」と、よそで買った人形も快く修理に応じているそうです。
 「桃の節句が過ぎたら、おひなさまをしまわないと、お嫁さんに行けなくなるよ」とよく聞きますが、真さんは「季節の節目節目をきちんと送ることや整理整頓の大切さを説いた教えです」と解説。「お節句の行事は子供たちの成長に良い影響をもたらし、良い思い出を残します。日本の素晴らしい文化を守り、伝えていきたいものです」と話していました。

おひなさまも修理できます

7段飾りを3段に飾り直して、お客さんと「ハイ、ポーズ」(右が平和子さん)

7段飾りを親王飾りに組み替えて家具の上に

「人形のたいら」2号館と「おもちゃと駄菓子の店」たいら

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