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秋の扇ノ山をトレッキング     いなば国府ガイドクラブ・いわみガイドクラブ

2019年11月16日

 鳥取市の扇ノ山で11月16日、ブナ林を歩く会があり、いなば国府ガイドクラブ(沖廣俊代表)が秋深まる扇ノ山をガイドしました。25人が参加しました。
 扇ノ山(1310m)は鳥取県と兵庫県の県境にあり、登山道がいろいろ整備されています。鳥取県側からは比較的緩やかな斜面で登りやすく、登山客には人気の登山コースです。今回は大石登山口から天神池までの約5.6kmの道のりを沖代表が案内しました。いわみガイドクラブの福原陽一郎さん(山陰海岸ジオパーク解説員)が扇ノ山の地形や植物について解説しました。
 それによると、山頂付近には噴火口の跡があり、そこが雨滝や鳥取市内を流れる袋川の源流です。その源流に沿って見事な杉林やブナ林が広がっています。ブナの木は枝ぶりと同じくらい根を張り、間伐をしないと根が重なり合って育たないそうです。 
 また、ブナ林には木の幹がU字に曲がっているものが多く見られます。雪の重みで下向きに曲がった幹が、重みに耐えて再び伸びていった名残だそうで、自然のなかで力強く生きるブナの木を目の当たりにして、参加者は一様に驚いていました。
 この日は小雨が降り続くなかでのトレッキングでしたが、お昼は用意されたお弁当やチーズケーキ、コーヒーなどで疲れを癒やした後、農業用水として人工的に作られた天神池に向かいました。いつもは車では立ち寄れない場所とあって、参加者は興味津々。紅葉シーズンが終わっていたのは残念でしたが、期待にたがわず、水をたたえた美しい池と景観が参加者を出迎えてくれました。この池は、蒲生峠近くの棚田100選・横尾の棚田の水源となっているということです。
 参加した男性は、「扇ノ山には何度か来たことがあるが、今まで見たことのない景色を見ることができて、参加してよかった」と満足そうでした。
 いなば国府ガイドクラブでは、扇ノ山トレッキングのほか、令和のふるさと国府周辺をめぐるガイドツアーなどを随時行っています。

福原陽一郎さん

ブナ林の中を歩く参加者のみなさん

天神池で記念撮影

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