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砂鉄集めてマイ包丁づくり    中部ものづくり道場

2019年7月27日

 とっとり中部ものづくり道場(岡本尚機代表)のミニたたらワークショップが始まりました。昨年に続く試みで、7月27日は天神川河口で砂鉄を集め、8月に関金町のキャンプ場でたたら操業、10月に倉吉市の八島農具興業で包丁づくりをします。
 砂鉄集めには親子連れなど14人が参加しました。天神川左岸の波打ち際で黒砂を集めて北条オートキャンプ場に持ち帰り、かんな流しを体験しました。かんな流しと言っても、樹脂製の樋の裏に磁石を張り付けて黒砂を水で流すやり方で、石原永伯さんが考案しました。昨年は木製の樋で効率が上がらなかったため改善工夫したそうで、今年は砂鉄の選別が円滑に進みました。8月のたたら操業までには20kgの砂鉄を集めるといいます。
 黒砂集めでは、岡田寿博さんが杉の枝に磁石をはめ込んだローラーを披露しました。黒砂は帯状に薄く広がっているため、スコップなどが使えないための工夫です。成果が上がりました。岡田さんは「日本刀が作れる和鋼は鉄の王者。和鋼づくりの技術を守り、伝えなければなりません」と真剣でした。
 岡本代表と陰山喜代美さんの指導で塩づくりもしました。10ℓの海水を5時間ほど煮詰めて300gの天然塩をつくろうというもので、カセット・ガスボンベ5本を使いました。カルシウム、カリウム、マグネシウムなどミネラル豊富で、コクのあるおいしい塩ができ、参加者はバーベキューで味わいました。
 鳥取市から参加の福田征四郎さんは「70歳近いですが、マイ包丁をつくるなんて初めての体験。ワクワクドキドキしています」と楽しそうでした。

黒砂集め(天神川河口)

樋の裏に磁石を張って砂鉄採り

塩づくりもしました

こんな包丁をつくります

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