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清雅爽風            小原流鳥取支部

2019年7月15日

 いけばなの小原流鳥取支部(田村慶子支部長)は7月14、15の両日、鳥取市のとりぎん文化会館で創立70周年の記念花展を開きました。テーマは「清雅爽風」。自然豊かな、涼やかないけばなが会場を埋め、大勢の人でにぎわいました。
 小原流鳥取支部は昭和25年に発足し、会員はおよそ300人、県東部の各地で小原流のいけばなを普及、指導しています。今回の記念花展には盛り花や瓶花など約150点の作品が並びました。アジサイ、スイレン、ホテイアオイ、ダリア、ランなどの夏の花や草、木の枝をふんだんに使い、それぞれの作者が自然でさわやかな夏を表現しました。
 「水 ひかる」ゾーンでは水盤の水がしっかり光るように盛り花を工夫し、「花 うるわし」ゾーンでは田村支部長の紅葉を中心に夏の花が美しさを競い、「風 さそう」ゾーンでは夏の木々と緑で風を感じさせるなど、自由自在の作風を披露しました。
 小原流5世家元の小原宏貴さんも大栄スイカを2つ乗せた創作いけばなを特別出品。来場者を驚かしました。小原家元によると、自然豊かな鳥取の夏をスイカに託して表現したといいます。いけばなは「花の美しさ」を通じて、自然や命の大切さ、和む心を育むそうですが、遊び心も育ててくれるようです。
 開会式では平井伸治県知事も招かれてテープカットしました。あいさつで平井知事は、新元号「令和」出典のもとになった大宰府での「梅花の宴」に伯耆国司だった山上憶良も出席して「春さればまづ咲く宿の梅の花 独り見つつや春日暮らさむ」と詠んでいることを報告し、鳥取の人も昔から自然や花を愛でてきたと紹介するとともに、「スイカのいけばなでスイカ―ッとなります」とサービスしていました。

いけばな小原流展開幕

大栄スイカが乗ったいけばな(小原宏貴家元作)

花うるわし

風さそう

フリースペースは南方の観葉・果肉植物などで飾り付け

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