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旧美歎水源地、売り出し中!         澤田勝さん

2019年6月15日

 鳥取市の旧美歎水源地は山陰最古の近代水道施設で国の重要文化財になっていますが、ホタルの里としても有名です。そこで地元住民でつくる美歎水源地保存会(澤田勝会長)は6月15日夜、ホタル観Show&サックス観Showのイベントを開きました。ホタル観賞は大雨で中止になりましたが、サックスショーは盛り上がりました。
 美歎水源地は鳥取市が1915年(大正4年)に山陰で最初に建設した近代水道施設です。鳥取市街地の市民はそれまで鳥取城の外堀・袋川の水を飲んでいました。貯水ダムの強化やろ過池の増設などを重ね、1978年(昭和53年)に休止するまで60年間、市民の水がめでした。施設はそっくり残り、歴史的な価値が認められて国の重要文化財に指定され、2018年(平成30年)から一般公開されています。
 管理運営しているのが美歎水源地保存会のみなさんです。春は桜まつり、初夏はホタル祭り、夏休みは水遊び、秋はウオーキングなどを計画し、市民憩いの場づくりを進めています。ホタルは美歎水源地の駐車場そば、美歎川で群生、乱舞しており、交通便もいいことから、毎晩のように市民や旅館宿泊者でにぎわっています。
 ホタル観Show&サックス観Showの当日は、あいにく大雨注意報下でホタル観賞は中止になりましたが、ガイダンス施設では澤田会長自らのサックス演奏があり、およそ50人が「二輪草」「ふたり酒」「ダイアナ」「恋するフォーチュンクッキー」など13曲を楽しみました。途中、いなば国府ガイドクラブの田中道治さんのリードで大伴家持の「祝い歌」や「ふるさと」を合唱し、元気いっぱい、盛り上がりました。
 澤田さんは「桜まつりは雪、ホタル祭りは大雨で外のイベントが中止になってしまいましたが、水の施設なので仕方のないこと。あきらめずに市民の宝を磨き、PRしていきます」と話していました。

澤田勝さん

雨にも負けずにサックスコンサート

旧美歎水源地と美歎川

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