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山陰最古の水源地で桜まつり        澤田勝さん・井口勉さん

2019年3月31日

 鳥取市国府町、国の重要文化財・旧美歎水源地で3月31日、桜まつりがあり、因幡の傘踊りやサックス演奏でイベントを盛り上げました。雪が舞うあいにくの天気でしたが、約100人が参加し、にぎわいました。
 旧美歎水源地は1915年(大正4年)に山陰地方で初めて建設された近代水道施設です。それまでは、鳥取市民は袋川の水を飲料水にしてきましたが、安全で安心な飲料水が供給されるようになりました。この〝美歎の水〟は蒸気機関車や陸軍施設にも供給されるなど、鳥取市の発展に大きく貢献しました。
 旧美歎水源地は1992年(平成4年)に廃止されますが、施設は当時のまま残っており、日本の近代水道施設の全体像を伝える貴重な施設として歴史的価値が認められ、2007年(平成19年)に国の重要文化財に指定されました。平成25年から5年をかけて保存修理が行われ、昨年から水源地の一般公開が行われています。保存修理1周年を記念して桜まつりが計画されました。
 主催したのは美歎水源地保存会(澤田勝会長)。会長自ら得意のサックス演奏でおもてなし。名探偵コナンのメインテーマや演歌「二輪草」など7曲を披露し、参加者は水源地に響くサックスの音色に聴き入っていました。地元に伝わる因幡の傘踊りもありました。荒天だったため、会場を屋内に移し、井口勉さんの音頭で「因幡大津絵」「おそ節」の2曲を手踊りで紹介しました。井口さんは安来節でも歌と三味線を披露しました。
 桜まつりは水源地の原木しいたけ植菌体験・販売や施設ガイドツアーなどもあり、開花した桜とともに施設の歴史や魅力を知る機会となりました。

澤田勝さん

安来節保存会鳥取支部

にぎわう桜まつり(屋内ステージ)

旧美歎水源地(入口水道橋)

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