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元気です中部!        中森清さん・高力弘さん

2019年3月25日

 鳥取県中部の窯元、木工芸、竹製品、かすりなどの民芸品を一堂に集めて展示販売する「中部陶芸・民芸手しごと展」が3月20日から25日まで倉吉市の日本海新聞中部本社であり、大勢のファンでにぎわいました。
 鳥取県中部地震(2016年10月21日)の翌年から始まった「元気です中部!」の復興イベントで3回目です。今回は倉吉市と三朝町の7つの窯でつくる中部陶芸協会はじめ、倉吉絣保存会、倉吉はこた人形保存会など13の郷土民芸の出展がありました。
 シニアバンク登録の上神焼の中森清さん(倉吉市)と木工の高力弘さん(琴浦町)も元気に出展しました。
 中森さんは上神焼3代目。初代が昭和の初め、滋賀県・信楽から移り、日用雑器の窯を開いたのが始まりです。上神地区は陶土が豊富で、昔から素焼き、植木鉢、土管などが盛んにつくられていたところです。いまでは中森さんと上神焼上神山窯の山根芳子さんの2人が窯を守っています。
 中森さんは古い伝統を受け継ぐとともに、新しい作品づくりに励んでおり、今回は150点ばかり出品しました。中部陶芸協会は手づくりの楽しさを広く知ってもらうため、希望者に窯を開放して陶芸教室を開いており、中森さんの窯でも近年、ツアー客が増えているそうです。上神焼の連絡先は☎0858-22-8389です。
 高力さんは船上山のふもと、木地師の里近くで趣味の木工を楽しみ、板パズル、竹灯ろうづくりなどを子供たちに教えています。今回はバードカービングの力作も出品しました。ワークショップでは桜や梅、梨の枝を使った枝ボールペンづくりを指導しました。細い枝の真ん中に電気ドリルで穴をあける作業が難しいくらいで、だれでも簡単にオンリーワンのペンが作れるとあって、子どもも大人も大喜びでした。

中森清さん

高力弘さん

梅や桜の枝でボールペンづくり

にぎわう中部手しごと展

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