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美術館をつくろう!         鳥取東部美術家協会

2019年3月24日

 鳥取県東部の洋画家でつくる鳥取東部美術家協会(中尾廣太郎会長)の展覧会が3月20日から24日まで、鳥取市のとりぎん文化会館であり、たくさんの美術愛好者でにぎわいました。
 東部美術家協会は平成28年春、若手養成と県都での公共美術館整備を目的に発足しました。会員の交流と作品発表の場である展覧会は3回目の開催です。ただ、65人で発足した会員は高齢化で徐々に減り、現在50人。今回は43人が出展しました。
 懸案だった県立美術館は倉吉市への立地が決まってしまいましたが、中尾会長は「規模は小さくても、引き続き県都への美術館整備を求めるとともに、本県美術界発展のため、新しい県立美術館にも積極的に協力していきます。大切なのは子どもたちや未来のために、何をしなければならないかです」。息の長い活動をしていく覚悟です。
 さて、展覧会です。実力者ぞろいとあって、見ごたえのある風景画、人物画、抽象画が並びました。
 中尾会長は得意の人物画。ティーチャー・シリーズで背景に「とにかく生きねばならない」という詩人の言葉を添えています。八木俊實さんはスケッチ旅行をした「パリの街」、大塩忠雄さんはごつごつした画用紙を利用して、芦津渓谷の渓流を表現しました。西村貞子さんの「麒麟獅子」、野津清太郎さんの「祈り」は、それぞれ鮮やかな金色で主張し、抽象画では長あゆみさんが深い色を重ねて「巡る」、山根文子さんは黄色の「黄望」を発表しました。

鳥取東部美術家協会のみなさん

鳥取東部美術家協会展

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