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おだしはとことん再利用           鶴乃觜・井上容子さん

2018年11月21日

にぎわう「倉吉まちゼミ」
 「倉吉まちゼミ」がにぎわっています。お店の店主やスタッフが講師になって専門知識やプロの技を無料で教えるミニ講座。お店のファンづくりが狙いです。倉吉商工会議所主催で4年目。今年は30店(事業所)が参加し、「学ぶ」「つくる」「きれい」「食べる」「健康」をテーマに40講座が開かれています。12月7日まで。

おだしはとことん再利用           鶴乃觜・井上容子さん
 鉄道公園近くの鶴乃觜(井上裕貴社長)で11月21日、まちゼミがありました。鶴乃觜は前身が明治町の井上みやげ館です。同館があった地番が社名の由来だそうで、堺町に引っ越して25年たちます。創業は大正3年のバス・ハイヤー事業がルーツですから104年になります。そんな歴史をベースに鳥取県はじめ全国の誠実・優良商品を扱い、つくる店に発展しています。甘味処「亀の尾」も併設しています。
 まちゼミのテーマは「常備菜をつくろう」。家庭にあるもので、簡単におかずをつくろうというわけで、井上社長の奥さん・容子さんとスタッフの宮本佳世さんが、だしを取った後のカツオ節や昆布を使って、そぼろふりかけをつくりました。受講生は5人。容子さんは「料亭ではないので、だしは捨てずに再利用しましょう」と言いながら、細かく刻んだカツオ節と昆布に砂糖、みりん、しょうゆ、酢などを加えながらフライパンで炒めて、白ごまを混ぜて仕上げます。
 おからのドライカレーもつくりました。フライパンで豚ひき肉、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、ピーマンを炒め、おからを加え、カレーパウダーまたはカレールーを刻んで入れて炒めます。安上がりで、おなかになるので、受講生から「おやつにもなるし、ダイエットにもなる。さっそく家で試してみる」という声が上がっていました。
 講師の容子さんは「おだしはとことん利用できるので、よいものを選びましょう。イリコは『へ』の字になったもので、おなかから黒いうるかが出ていないもの。チャーハンや酒のアテにも使えます」などと解説していました。受講生の恩田恵子さん(倉吉市)は「家族の健康のかなめは主婦。忘れないうちに今日の勉強の成果を試してみます」と張り切っていました。

 ※写真上:井上容子さん

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