とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
0857-59-6336
お問合せ お気に入り

HOME活動紹介

朝ドラは毎朝見ましょう       内田克彦さん

2018年6月13日

 鳥取市吉成地区の財ノ木美吉自治会館で6月13日、美吉町ふれあい会(林眞弘会長)があり、「鳥取県を舞台に! 歴史大河ドラマを推進する会」共同代表の内田克彦さんから「テレビドラマから読む鳥取秘話」を聞きました。内田さんは「朝ドラを見て10年後に思い出すのは楽しいもの。認知症予防のためにも、毎朝見ましょう」と、朝ドラの効能を説きました。
 内田さんは地域史を研究するかたわら、NHKの大河ドラマや朝ドラ(連続テレビ小説)から鳥取のゆかりを探しだすことを趣味にしており、それが高じて鳥取県人を主人公にした歴史大河ドラマを実現する運動の旗振り役を務めています。
 この日の「鳥取秘話」は朝ドラからスタート。平成29年後半の「わろてんか」では夫婦漫才で一世を風びしたミスワカナ(鳥取市生まれ)が「リリコ」役で登場したことや、平成26年前半の「花子とアン」の主人公・村岡花子の初恋の人は岩美町出身の外交官・澤田廉三だったが、ドラマでは金沢出身の帝大生として描かれていたと報告。平成22年から朝ドラの放送時間が8時15分から8時に繰り上がったが、NHKは視聴率が見込める「ゲゲゲの女房」をぶつけて、移行を乗り切ったーなど、ドラマの内容はもちろん、俳優、裏話などをあれこれ交えて紹介しました。
 次いで大河ドラマ。鳥取城の飢え殺しが取り上げられたのは「黄金の日々」(昭和53年)。呂宋助左衛門役の松本幸四郎(当時は市川染五郎)が2回にわたって「鳥取兵糧戦」「飢餓地獄」を紹介しました。それに比べて、36年後の「軍師官兵衛」(平成26年)では「鳥取城は落ちた」というテロップだけ。鳥取市教委は「なぜ取り上げなかったか」とNHKにクレームを寄せたといいます。内田さんは「太閤ヶ平は織田信長を迎えるための陣城だったという説が有力になっている。そうなると鳥取城攻防戦の物語は変わってくる.今後のドラマ化を期待したい」と話していました。
 ふれあい会の参加者は高齢の女性がほとんど。「見てました」という朝ドラファンが多く、ところどころで内田さんとやり取り、思い出話に花が咲きました。

 ※写真上:内田克彦さん

一覧に戻る