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ハーモニカは感動楽器          佐々木洋一さん

2018年5月22日

 岩美町中央公民館のセンスアップいわみ高齢者大学が5月22日開講。自主学習クラブ活動がスタートしました。クラブ活動はカラオケ、民謡、フラダンス、脳トレなど7つ。
10月まで活動を続けます。シニアバンクからは手品で山下眞一郎さん、ハーモニカで佐々木洋一さんが講師に招かれています。ハーモニカ・クラブを訪ねました。
 クラブ員は8人。佐々木さんは今年からの担任講師。講師といっても、介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネ)を長く勤め、ハーモニカは病院や施設慰問のボランティアで演奏してきた程度。「本格的な勉強をしていないので断ろうと思ったが、ハーモニカ仲間と過ごせるなら」と講師を引き受けたといいます。
 佐々木さんはボランティア活動を続けるうちに気づいたことがあります。「認知症の人がハーモニカの音に合わせて歌ったり、手をたたいたりされるんです。歌詞カードなしで。その表情も変わるんです。ハーモニカの音色には思い出を呼び覚ます〝魔法〟がある、感動の楽器だと考えるようになった」そうです。
 ですから佐々木さんは、童謡唱歌や懐かしの歌謡曲のメロディーをひたすら演奏してきました。「聴く人は子供のころの音を求めている。テクニック不要。素朴がいい」と。いわみでもクラブ員の賛同を得て、童謡唱歌を中心に練習し、10月の仕上げ学習では町内の施設を慰問し、成果発表することにしています。
 それに向けて、ハーモニカ・クラブは活動を開始しました。「おぼろ月夜」「みかんの花咲く丘」「茶摘み」「村まつり」…次々に曲目を変えて合奏が続きます。佐々木さんには韓国・中国・ロシアの環日本海の言葉で「ふるさと」を歌いたいという夢があるそうです。クラブ員のハーモニカ演奏をバックに歌える日が来るといいですね。期待しています。

 ※写真上:佐々木洋一さん
  写真下:ハーモニカ教室

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