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「赤とんぼの母」の研究会発足       四井幸子さん

2018年3月13日

 童謡赤とんぼの母・碧川かたのドラマ化を目指して研究会が発足。3月13日、鳥取市の県立図書館で初会合がありました。「赤とんぼの母」のドラマ化は兵庫県たつの市で先行していますが、鳥取県でも「大河ドラマを推進する会」がNHKの朝ドラ候補に名乗りを上げたばかり。研究会の誕生でドラマ化に向けた県民運動に弾みがつきそうです。
 碧川かた(1872~1962年)は鳥取県生まれ。草創期の日本の看護婦で婦人参政権運動などに取り組んだ女性解放の先駆者。童謡赤とんぼの作詞者・三木露風(たつの市出身)の母親、「赤とんぼの母」と呼ばれています。
その生涯は①看護婦として自立②幅広い社会運動③夫と実践した男女共同参画④家族ぐるみで守った親子愛⑤生涯現役の生き方―など現代社会に通じるテーマに彩られており、ファンは多く、鳥取市のわらべ館横には顕彰碑が設けられています。
 「赤とんぼの母」のドラマ化はシニアバンクに登録する元看護師の四井幸子さん(岩美町)が提唱。「大河ドラマを推進する会」でその生涯を発表し、朝ドラ候補として選定されました。ただ、朝ドラとなると、県民の盛り上がりはもちろん、史実を踏まえた130話程度の物語が必要で、県内の郷土史家や「赤とんぼの母」研究者、ファンなどに呼びかけて研究会を発足させました。
 初の研究会には13人が参加。毎月開催を決めるとともに、今後の日程を確認しました。「赤とんぼの母」は多方面で活躍したことで、その足跡は鳥取―たつの―東京―小樽―東京―京都など全国各地に残っており、研究者も分散していることから、情報収集にも努めることにしています。
 たつの市では平成29年春に「碧川かたを朝ドラの主人公にする会」ができ、官民挙げて署名運動などに取り組んでおり、運動1周年の3月末には市民劇「赤とんぼよ永遠に」を開催するなど、盛り上がっています。研究会はたつの市との連携に加えて、因幡万葉歴史館で6月末に「碧川かた資料展示会」、7月7日には「赤とんぼの母」を研究する女性小説家を招いて講演会を開くことにしています。
 研究会の連絡先は☎0857-73-1051、四井代表まで。

 ※写真上:四井幸子さん
  写真下:「碧川かたを朝ドラに」のポスター

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