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地域のお宝を活用した地域づくり   淀江さんこ節保存会

2018年2月11日

 鳥取県立生涯学習センターの生涯学習講座「地域のお宝再発見!~歴史的・文化的資源を活用した地域づくりをめざして~」が2月11日、倉吉交流プラザであり、シニアバンク登録の淀江さんこ節保存会(奥田晃巳事務局長)が実践発表などを行いました。参加者約60人。
 淀江さんこ節は江戸時代の中頃、田植え唄などの労働歌として歌われ始め、幕末から明治にかけて、港町に停泊する船乗りや旅人をもてなすお座敷芸として一大ブームを巻き起こしました。淀江は古くから港町として人や物、文化が集まる場所であり、淀江さんこ節も他の地域芸能の影響を受けながら、現在まで受け継がれています。
 実践発表のなかで奥田事務局長は、「世界に通じるさんこ節に」を合言葉に、公演をとおした出会いを大事にすることで、お座敷芸「さんこ節」というお宝を磨いていると報告しました。人に観てもらうことで評価され、その評価をもとにさらに磨きをかけているというわけです。
 また、倉吉市・小鴨公民館の波田野頌二郎館長も太一車など先駆的な農機具改良を行った中井太一郎の功績を公民館活動に取り入れ、住民の活力を引き出している様子を報告しました。
 基調講演した鳥取県埋蔵文化財センターの中原斉所長は「地域づくりには宝を見抜くアンテナ、磨く勇気、そして人とのつながりを大事にしていくことが必要ではないでしょうか」とまとめました。

 ※写真上:奥田晃巳事務局長
  写真下:講座の様子

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