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世界唯一の食べられる楽器      河下哲志さん

2017年10月26日

 中国市議会議長会(会長・下村佳弘鳥取市議会議長、54市)が鳥取市のホテルモナークであり、河下哲志(イワミノフ・アナミール・アゾースキー)さんが鳥取特産のとうふちくわで「貝殻節」や「ふるさと」などを披露し、鳥取をPRしました。
 とうふちくわは鳥取市に伝わるソウルフード(郷土料理)。漁港の整備が遅れた江戸時代の鳥取藩では、魚はぜいたくな食べ物。「魚の代わりに豆腐を食べるように」という藩主の指示で生まれたのが木綿豆腐7、魚のすり身3の真っ白で柔らかなとうふちくわ。庶民のいつもの食卓はもちろん、お祭りや婚礼などの「ハレの日」にもよく食べられてきました。低カロリー、高タンパクのヘルシー食品とあって人気があり、今ではカレー味やチーズ味など多彩なとうふちくわが生まれています。
 この日本のどこにもないとうふちくわを楽器にしているのが河下さん。名づけて「とうふるーと」。豆腐の端をカットして歌口をつくり、ところどころに穴をあけて音程調整。その音色は甲高いピッコロか篠笛のよう。しかし、これで楽曲演奏できるのは河下さんくらい。学生時代、フルートやホルンを吹いてきた河下さんの「とうふるーと歴」11年の蓄積の技でしょう。河下さんは「世界でオンリーワンの食べられる楽器が鳥取にあることをもっと自慢したい」
 で、この日の演奏曲は大根おろし(六甲おろし)、ちくわの子守唄(竹田の子守唄)、思えば豆腐を食べたもんだ(思えば遠くに来たもんだ)、貝殻節、ふるさとの5曲でした。

 ※写真:イワミノフ・アナミール・アゾースキーさん

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