とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
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燃えた! シニアバンク・フェスティバル

2017年7月22日

 元気で明るい長寿社会を目指す「とっとりいきいきシニアバンク『生涯現役』」がスタートして2年。これを記念して鳥取県と鳥取県社会福祉協議会は米子市でシニアバンク・フェスティバル「日本遺産を歩こう」を開きました。シニアバンク登録者を含めて80人余りが参加。日本遺産に認定された加茂川沿いの地蔵さんや米子城山をめぐり、米子市美術館では加茂川音頭踊りの体験やシニア作品展を鑑賞し、盛りだくさんの健康・文化イベントを楽しみました。

【米子城山頂】
 朝から強い日差しが照りつける。この日の米子市の最高気温は35.9度。ほぼ体温。標高わずか90mほどの城山ながら、山頂が遠い。石垣清掃や雑草刈りの城山ボランティアのみなさんも、水分補給のたびに「たまらん!」。
 参加者は汗ダクダクで山頂にたどり着く。秀峰大山さんは薄曇りのなかだったが、気功太極拳指導歴20年の安達佳恵さんが待っておられました。参加者は安達さんのリードで両手を伸ばし、天の気を体に取り入れる気功に挑戦。呼吸と体調を整えて、元気よく日本遺産の米子のまち歩きにでかけました。

【米子城山とまち歩き】
 参加者は4グループに分かれ、米子下町観光ガイドクラブの川越博行さん、岡田信行さん、木村定雄さん、前角達也さん、上田正規さんの先導で米子城~米子のまちなかを散策しました。
 米子城の登り石垣は、城の性格を一変させるほどの大発見で、全国で初めて発掘調査が進行中。まちなかに多く点在するお地蔵さんは、日本遺産に認定された大山の地蔵信仰に由来し、現在でも地蔵盆や加茂川まつりなどの行事に受け継がれています。米子は火事などの大きな災害に見舞われることが少なかったため、400年前の建物や街並みがそのまま残っている貴重な都市遺産-。参加者は盛りだくさんの米子の魅力と歴史に触れました。
 
【米子市美術館前庭】
 参加者全員のゴールを待って、米子市の日本舞踊グループ・春蘭会(山岡福美子代表)19人の加茂川音頭踊りが始まりました。米子地蔵さんまつり(8月23日)で踊る出しもの。7年ぶりに復活させるため、日本新舞踊協会の坂東輝嗣王最高顧問の振り付けで再構成し、練習を重ねてきたといいます。
 春蘭会の模範踊りに続いて、参加者はうちわを手に、輪になって「米子が大好き」と総踊り。就任されたばかりの米子市の伊澤勇人副市長の姿も踊りの輪にありました。

【米子市美術館】
 美術館では全国健康福祉まつり(ねんりんピック)美術展の県選考会にあたるシニア作品展を開催中。日本画、洋画、彫刻・工芸、書、写真の5部門に99点の出品があり、それぞれ県知事賞などが決まり、表彰されました。最高齢者賞はシニアバンクに登録されている97歳の山形美津江さん(鳥取市)。自作の詩を書にされていました。
 フェスティバルにちなんで選考委員によるギャラリートークがあり、絵画は佐藤千秋さんが「よい絵は遠くから見ると迫力が増してきます」と絵の見方を説き、書は舩原濤軒さんが「書は精神修養にもなるが、時には歌いながら、楽しみながら書くことも大切」と、書の効用を話されていました。
 鳥取県では2023年にねんりんピックの開催が予定されています。

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