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介護はその人の立場に立って  徳本 義則さん        「ダメじゃないの」は、言っちゃダメ  佐々木 洋一さん

2017年7月04日

 鳥取労働局の高齢者スキルアップ・就職促進事業のうち、介護補助スタッフ講習(日建学院運営)が7月から始まりました。徳本義則さんと佐々木洋一さんが講師となり、11月まで倉吉・鳥取・米子の3会場で介護人材づくりが続きます。
 高齢者スキルアップ事業は55歳以上の就職希望者が対象で、パソコンや販売、警備など15の職種で技能講習を実施中。介護補助スタッフ講習は介護福祉士やホームヘルパーの資格がなくても、身体介護(食事や排せつなど)や生活援助(掃除、洗濯など)ができるよう、介護の知識や技術を身につけて、介護補助分野への就職を目指そうというものです。
 講習は各会場とも9日間の日程で、介護保険や認知症のことを学ぶとともに、衣服脱着、食事、排せつ、入浴などの介助の仕方を学び、最終日にハローワークのあっせんで事業所や施設などの面接を経て、就職を決める仕組みです。
 この講習の講師を務めているのが、シニアバンクに登録の福祉職40年(うち施設長20年)の徳本義則さんと長く介護福祉士・介護支援専門員を務めてきた佐々木洋一さん。経験豊富な2人が自らの体験をもとに、わかりやすく介護現場の仕事を説明しています。
 徳本さんは「介護する側は高齢者に対して『弱い人を助ける』『してあげる』という意識が働いて、自分の考えを押し付けがちになる。高齢者の尊厳を大切に、その人の立場に立って介護することが大事」、佐々木さんは「ダメじゃないの、どうしてできないのは、言ってはならない言葉。子どもも高齢者も、いつまでもよく覚えている。信頼関係がないと、お世話はできません」と、それぞれ介護の基本を熱く説いていました。
 受講者からは「介護のイメージが変わった。勉強になることが多かった」との感想があり、介護職への就職に意欲が高まったようでした。

※写真上:徳本義則さん
 写真下:佐々木洋一さん

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