とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
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野の草花を食べよう    恩田 記子さん

2017年6月18日

 鳥取県社会福祉協議会とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」共催事業・歩く奥日野歴史講座「大人の遠足」は日野町の鵜の池キャンプ場であり、14人が参加しました。奥日野ガイド倶楽部のみなさんが山道を案内し、調理師で郷土料理研究家の恩田記子さんが季節の草花を天ぷらにして、おいしい歴史散歩を楽しみました。
 大人の遠足で訪ねたのは鵜の池・長楽寺を巡る5㎞余り。鵜の池は同町下黒坂の裏山にある発電用ダム湖(標高420m)。湖畔は1周2.4㎞のハイキングコース。毎年、マラソン大会も開かれており、五輪メダリストの高橋尚子選手や有森裕子選手など著名なスポーツ選手やタレントも多く訪れています。
 長楽寺は平安時代に創建されたといわれる古刹。大山寺との争いなどで兵火に遭い、何度も所在地を変えたものの、本尊の薬師如来像はじめ不動明王、毘沙門天など平安時代の作(いずれも国重要文化財)が残っており、奥日野の宝となっています。ただ、いつもは一般開放されておらず、参加者は貴重な拝観体験に大満足でした。
 遠足のハイライトは湖畔歩きで採取した山菜の天ぷら。恩田さんがハナイカダ、ガクアジサイ、クローバーの天ぷらやワラビとカケセリのかき揚げなどを次々と調理し、参加者は珍しい食べ物に、これまた大喜び。「野や山には食べられる草花がたくさんあります。それを探して歩くのも面白いものです」と恩田さん。
 参加者は遠足で採取した笹の葉で舟をつくり、恩田さん手づくりの水羊羹をそれにのせていただくなど、楽しいひと時を過ごしました。

※写真上:恩田記子さん
 写真下:長楽寺の薬師三尊仏(国重要文化財)

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